”人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は「解説」にはなっても「解決」にはならないだろう。”
著者名:小倉広 書籍名:「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年2月27日

昔のことを思い出して、
悲しい気持ちになることありませんか?

そんなときに前向きになれる言葉です。
■アドラーと同世代の心理学者たちは、当時こう考えていました。
「人間は過去の蓄積された力(リビドー)に突き動かされるのだ。」 ⇒ 原因論
一方、アドラーは、「人は未来への目的により行動を自分で決めている。自分の意志で自分を変えることができる。」と言っています。 ⇒ 目的論
”原因論”ではその行動の解説にはなりますが、解決にはなりません。
”目的論”で考えることで、自分の行動によって未来を変えることができます。
”原因論”がすべてだと考えると、これからの選択はすでに決定していることになります。
なぜなら、過去は変えられないからです。
確かに、過去の経験はこれからの選択に影響を与えますが、それを踏まえて自分で決めればいいのです。
成りたい自分、やりたいことをやっている自分、を実現することを”目的”とし、これからの未来を自分の選択で決めていきましょう。これまでのこと(過去のこと)は気にしなくていいのです。
ではどう考える?
●まずは”目的”を決めましょう。
例えば、私の目的のひとつとして老後に経済的不安がない生活を得ることです。
次に”目標”です。目標は、数値で表せるものがベターです。
なぜなら、途中で確認を行ったときに、改善アクションを判断することができるからです。
私の目標は、「55才で資産2000万円」です。
この目標を設定するときににライフプラン表を作りました。
その後、ちょっと難しいけれど無理ではない、年間100万円増やしていく「計画」を立てました。ただし、子供の学費が変動する可能性が高いので、途中確認が必要になります。
毎年1月に資産の予測/実績/目標の差を確認しています。
予測は悲観的な計画、目標は理想的な計画です。
まず1年単位で計画(予測と目標)があると、毎月いくら増えていればいいのかがわかるようになります。
その中で、計画と実績の比較を行っていると、もう少し節約が必要だったり、収入の増加が必要だったりと、良くすべき点を感じることができます。
●過去はしょせん「解説」
あくまで参考までとし、これから実現したい「目的」のために何が必要かを考えて選択しましょう。

【まとめ】
・過去はこれまでの自分の解説、これからの自分の目的を決定し、目標を定め、計画をたてて考動しましょう。
・過去=解説=原”は気にせず、これからの目標を選択をしましょう。
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