2024/6/4 | 予想 | 結果 | Δ | 米金利への影響 |
製造業購買管理者指数 (5月) | 50.9 | 51.3 | +0.4 | ▲上げる |
ISM製造業購買担当者 景気指数(5月) | 49.8 | 48.7 | -1.1 | ▽下げる |
JOLT求職 (4月) | 837万人 | 806万人 | -31万人 | ▽下げる |
■製造業購買管理者指数とは?
・製造業の企業の購買担当者にアンケートした景気の状況調査結果。50より大きいと景気が良いと判断できる。
■ISM製造業購買担当者指数とは?
・米供給管理協会(ISM)が調査した、400社以上にアンケートして景気の状況調査をした結果。50より大きいと景気が良いと判断できる。
■JOLT求職とは?
・正確には「JOLTS求人労働異動調査」、米労働省が調査している。雇用主から見た求人数で、雇用統計と並んで雇用状況を把握することができる。
□購買者景況指数は上下あったが、求人件数が予想より31万人も少なかったことが影響したか、金利は低下した。求人数の減少→失業率の上昇→急速な景気悪化→インフレの鈍化→政策金利の利下げ、の流れが考えられる。また、現時点でのFedWhatchの金利予想では、利上げの可能性は1%であり、現実的に利上げはしないと考えられている。ただし、金利予想は常々変化するので判断するには注意が必要。直近では6/6に発表される失業率を注目。もし失業率が低かったら、まだ雇用と経済が強いと判断され金利の上げ予想が出てきてしまう。
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